やわらぎの庭
(西宮市)
山の中腹に建てられた邸宅のプライベート・ヤード。
ダイナミックな石組みを彩る、
四季折々の風情ある植栽は、少し非日常的なリゾート感覚すら
呼び覚まします。

美しい木立ちの樹木と 通好みの繊細な草花。
半日陰となる部分には「砂苔」を貼り、しっとりとした風情を際立たせました。

デッキから見下ろす視線・階下の室内から見上げる視線,
庭の中を歩くときの視線・・・
「さまざまな角度からの鑑賞に堪える構成」を
こころがけることも大切なポイント。
 

日々のあれこれから離れて この庭に足を踏み入れられる時間が、
心やわらぐひとときとなりますように・・・
そんな願いを込めたお庭です。
6月には豊かな緑と穂咲きナナカマドやアナベルなど白い花の
見事な競演が見られます。 
アクセントの赤花は緑味を帯びるアジサイ‘グリーンシャドー’。
北側にあるウッドデッキならではの
やわらかな光を受ける空間。
玄関ホールからの眺め
石臼に苔を植えたフォーカルポイント
フランス製の漆喰「モノプラルKS」で仕上げたアールの壁面。
微妙な質感と色調が 周囲にしっくり溶け込んで。
秋には数種あるモミジを中心とした落葉樹の紅葉が美しい。
新緑の美しい五月。真砂土をたたき風に固めた小径。
散策すればひっそりと咲く小さな草花たちの存在も
身近に感じられます。 紅一点はツツジ‘キンコウカ’
ヤマアジサイ‘黒姫’ と 丸い葉は秋の紅葉も美しい
スモークツリー‘フレーム’
 (6月)
満開のヒメウツギ(白)とシラー・カンパニュラータ(藤) (4月)