ロンドンのキングスクロス駅から電車に乗って３０分足らず。　
駅のすぐそばに庭園への入り口があります。　
（そこから邸内の道のりが長かったワケだが・・・。）

ここは、現在もソールズベリー侯爵が所有する貴族の館。
1611年に建てられたジャコビアン様式の宮殿で、
エリザベス１世が幼年期を過ごしたことでも知られ　
いくつかの映画の撮影にも使われたそう。　
建物はどっちかというと陰気くさいカンジ・・・

しかし、庭はと言うと・・・それはもう、百花繚乱の目くるめく世界！
刈込みの美しいノットガーデン、イチイに囲まれたプリヴィ・ガーデン（秘密の花園）、
ラベンダーやオールドローズのセンティッド・ガーデン（香りの庭）などがある
「ウｴスト・ガーデン」は、素晴らしいの一言でした。
フォーマルな枠組みのなかのワイルドっぽさ
（まあ、すべて計算しつくされた世界なんですけど）がいい感じ。

（「イースト・ガーデン」には、
キッチンガーデンやりんごの並木、風景式庭園、巨大迷路があるそうですが、
こちらは公開曜日が限定されているので間近に見ることができませんでした・・・。
　覗き見たかぎりでは、“ちょい荒れ”気味だったような。）

時期的（５月下旬）にはアキレジア、ギガンジウム、ユーフォルビアが真っ盛り。
パープル〜ブルーのグラデーションに、アクセントのクリーム色が効いています。

わーい！　メドウだ、メドウだ！！　とはしゃぎまわる奴が約一名・・・
それもスキップしそうな勢いで・・・。

あははははは♪　あははははは♪

イギリス人の大好きな、イチイのトピアリー。
この直線＆曲線は“作為のカタマリ”としか言いようがないんですが、
広大な敷地＆大木群のおかげで
「何気ない」アクセントになりおおせているというのがなんとも不思議。